私が大好きなテレ東の番組「YOUは何しに日本へ?」。
昨日、知覧(ちらん)に行きたいという外国人の方が紹介されていました。
知覧とは鹿児島県にある南九州市知覧町の事です。
知らない人は初めて聞くと思います。
この場所は、第二次世界大戦で本土上陸を阻止する為に特攻隊が旅立った場所です。
今回、番組で紹介された外国人の方は、戦争、とくに特攻隊に興味を持っている方で
(お国の為にどうして特攻で身を捧げたのか)
(特攻の母。鳥濱トメさんの足跡を知りたい)
という思いで知覧訪問が実現しました。
私はテレビを観て終始泣きっぱなしでした。
泣いたのには、まだ10代.20代の若い子が特攻隊として出撃するという戦争の悲惨さに加え、過去に私がメンタルでやられた時に読んだ ひすいこたろうさんの「あした死ぬかもよ? 」という本の中に知覧の特攻隊"藤井中尉"のエピソードがあったからです。
本の内容はあまり細かくは書きません。
"藤井中尉"は特攻隊の教官(精神訓話)として従事していました。
教え子だけ死んでいく姿を見て自ら特攻隊を志願しますが、教官であることと奥さんと子供がいることなどで受理されません。
そのことを知った奥さんは、「…一足お先に逝って待っています」という遺書を残し、子供達(3歳と4ヶ月~1歳)に晴れ着を着せて極寒の荒川に身を投じます。
その後"藤井中尉"は血書の嘆願書を提出して特攻隊として出撃します。
最後に亡くなった家族に宛てた"藤井中尉"の遺書が本書では記載されています。
「…今度は父の暖かい懐で、だっこしてねんねしようね。…」
私は今年の旅行で知覧特攻平和会館を訪れ、本当にこの本の内容が正しいのかを確かめてからブログに載せるつもりでした。
自分の目で見て確認しないと気が済まない人間なので。
でも昨日の「YOUは何しに日本へ?」の鳥濱トメさんの足跡を観て載せる事にしました。
コロナウィルスが収束したら必ず訪れたい場所の一つです。
"藤井中尉"や手紙(遺書)の内容は他の方のブログやHPに掲載されています。
もし機会があればひすいこたろうさんの「あした死ぬかもよ? 」を読んでみて下さい。
「特攻で死んだ子達はホタルになって戻ってくる」という鳥濱トメさんの生の声を聞け(本当に言っていたんだな)と、とても印象的で感動しました。
今年も帰省できないので、
「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」
を観てお盆を迎えたいと思います。
おわり
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